落語

しろうと鰻

030254

「世の中は海に似ている。泳げない者は溺れる」
というスペインのことわざがあります。

時代の変化と共に、人々の暮らしも変わり
その変化についていけない者は、取り残される。

そして新しい時代を作るのは、いつも若者であって老人ではない。

先人の知恵に学ぶことは多々あれど
いい加減に表舞台からご退場頂きたい方もちらほらと。

新しいものが常にベストとは限りませんが
古き良き時代を懐かしんでいるだけの懐古の情だけでは
やっぱり前に進むことはできません。

僕が常々自分に言い聞かせていることは
どんなジャンルや分野であれ
向上心がなくなったらそこで終わりということです。

まだ、半歩でも上達する可能性があると思えるうちは
正面からチャレンジするべきだし、そこに実年齢は関係ありません。

時々、大人になるってことは
何かをあきらめたり、何かを捨てていくことなのかなと思うことがあります。

もちろん、手に入れるモノだってたくさんあるんですけど
比率で言うと、やっぱり失くしていくモノの方が多いように感じます。

と、同時に、腹をくくる覚悟も必要なのかなと。
喪失感に浸っているだけでは、やはり前へ進むことはできないし
人生のある時点で、覚悟を決める瞬間がきっとやってくる。

そういう意味で、僕はまだまだ子どもだなと思います。
あきらめることができない目標があって、忘れられない恋があって
いつも、今に見ておれと反骨心をむき出しにしています。

この歳でそんな生活をしていれば
世間とか空気とか、目に見えないプレッシャーに何度もくじけそうになります。
毎日が分岐点と、一人で大騒ぎしています。

けれども、どうせ選ぶなら、これまで誰も選ばなかった道を歩きたい。
そこが舗装された道路ではく、獣道だったとしても
進んで飛び込んで行くだけの勇気が欲しいのです。

「四十にして惑わず」という言葉があるように
これまで自分が信じてきた道、選んできた道に対して
ある種の責任を持つ必要があるのかもしれません。

とか言いつつ、、僕にだって、人並みの幸せを望む気持ちだってあるんです。
愛する人と寝食を共にし、たまの休みに旅行へ出かけたり映画を観に行ったり。

そんなね、揺れ動く気持ちがバッティングしており
中途半端な気持ちでいるなら、いっそのことどちらか辞めてしまえと
各方面からお叱りの言葉を頂くこともあります。

だからそんな時は
あれかこれかでなくて、あれもこれもと答えるようにしています。

どうせ人生を棒に振るなら、潔く思いっ切り振りぬいた方がいいじゃないですか。

って、棒に振っちゃいけないんだ。
しっかりミートしていかないと。

そんなこんなで、修行僧のような毎日です。


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