落語

芝浜(しばはま)

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若い頃(今でも、多分)芝居のお師匠さんというか
随分とお世話になった御仁がいました。

とても気さくな方で、若い僕らにもフレンドリーで
なおかつサッカー好きときたもんだから
2人で話し込むと、肝心の芝居の話そっちのけで
ひたすらサッカーの話題で盛り上がっていました。

そんな御仁と芝居の打ち上げの席でご一緒した時に
「清水はモテそうなのに、なにやってんだ」と突っ込まれたことがあります。

20代の半ば頃だったでしょうか。
本当に何をやっていたんでしょうね、僕は。
モテたかどうかは別として、そりゃあ、ここには書けないようなあれやこれやと
プライベートは本当にぶっ飛んでいました。

それが30代になって、久しぶりに再会し
またもや女性の話題になって(この御仁は若い役者のゴシップが大好き)
その時言われたセリフが
「しっかりとした相手を早く見つけろ」というものにすり替わっていました。

あまりにも酷い僕のダメっぷり人生にダメ出しされたのです。
脚本家教室へ通うようになって、最初にお世話になった先生にも
「清水君は、しっかりとした女性を早く捜しなさい」と言われました。

「そして、もし売れるようになっても、絶対にその女性と別れないこと」と
念を押されるように、つけたしまでついてきました。

えっと…みなさんの目には、僕は一体どんな風に映っているのでしょうか?
残念なことに、そんな素敵女子には未だ巡り会ってはいません。
そもそも、そんなに僕はダメ男なんですかね。
まあ、否定できないところが悲しい。

ブサイク村孤立地区。
ここが今の僕の住所です。

ブサイク村に生まれた男は、外見では当然イケメン村の男性には敵いません。
だからウィットに富んで、しかもエスプリの利いた
そんなトークの技術が一つでもないと、対抗手段がないわけです。

でも孤立地区の住人は、基本的に独りですから、まず会話相手がいない。
だからトークスキルが上がるわけでもなく、独りで悶々としている時間が長いです。
必然的に独り言が増え、さらに自分の中に潜って行くので
ますます孤立感が強くなり、人前に出るのがおっくうになっていきます。

ということで、まずはこの孤立地区から出ることを考えないといけません。
もちろんブサイク村にもモテ地区という場所はありますから
そこを目指す、と言いたいところですが
別に、複数の女性に同じタイミングでモテる必要はないんですよ。
ただ、一人、素敵女子と巡り会えたら、それでいいわけですから。

なんという謙虚さ。
自分で書いていて涙が出る。

さあ、この文章を読んでしまった素敵女子のあなた。
毒を食らわば皿までと言うじゃないですか(使い方が間違っている気がする)

お金はありませんが、誠意はあります。
噛めば噛むほど味の出る酢昆布のような男です。

簡単にスルーするまえに、もう少しだけ、寄り道していきませんか?
ちなみに冒頭でご紹介した芝居の御仁にお願いして

芝居のチラシに推薦文を書いてもらったことがあります。
以下、その文章です。
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世の中には面白い人がいます。
彼は、前に住んでいた部屋が狭くて友達を呼べないからと言って
広い部屋に引っ越しました。

都内から埼玉に引っ越しました。

その部屋は、駅からバスで10分のところにあります。
歩くと30分かかかります。

もちろんそんな遠い所へは、誰も行きたがりません。
残念ながら今のところ引っ越しのメリットを見つけることはできない状態です。

おまけに最近自転車が盗まれました。
最悪です。

でも彼は、友達が来てくれることを心から楽しみにしています。
いつ誰が来てもいいように、毎日部屋をきれいにしています。

そんな清水功太郎君が作る芝居です。
是非観に行ってあげて下さい。

劇場は駅から近いところだと思います。


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