オンガク

Crouching Boys – The Night(15の夜)

tribute
⇒賛辞。贈り物。敬意・謝意・賞賛・リスペクトを伝えるために捧げる物。
(Hatena Kywordより)

さらに突っ込むと
⇒映画・小説の冒頭文での「special thanks」より強い意味が込められる場合がある。
⇒音楽においては、偉大な作曲へのリスペクトを込めてカバーすること。
(同上)

と、あります。

実際に、数々のトリビュートアルバムを聴くと
その歌い手さんなりの解釈で新しい命を吹き込まれていたりするわけです。

ですが、正直なところ、やはりオリジナルの魅力には敵わない。

当たり前と言えば当たり前ですね。
オリジナル曲への思い入れが強ければ強いほど
その傾向は顕著になります。

そんな中で、20代後半の僕の心をかっさらった曲が
今回、ご紹介する曲です。

初めて聴いた時は
歌い手が、尾崎豊の実の息子ということを知りませんでしたし
まさかこの曲が、あの「15の夜」のカバーだとは気がつきませんでした。

つまり、この曲そのものに僕は惚れたのです。

親から子へ何かしらが受け継がれる物語
という作品はたくさんあります。

たとえば、機動戦士ガンダムシリーズ(UCシリーズ限定)では
親が開発したMS=ガンダムをニュータイプである子が操縦します。
(ZZのジュドーだけは別ですが)

機動戦士ガンダムが
ただのロボットアニメで終わらなかった理由は
ガンダムファンの数だけ解釈があるかもしれません。

僕が言えるとすれば、大人が戦争の原因を作り、子が巻き込まれていくという
実に悲しい側面がシリーズを通し一貫して存在しているということです。

子はいつか親を超えていかなければなりません。

親が偉大であればあるほど、その道は困難ではありますが
同じ道をたどるのではなく、あくまでもオリジナルの道を行く。

親をリスペクトしつつ
それでも、子は子で我が道を歩いていく。

親の幻影に勝つことはできないかもしれない。
けれど、子が子としてのアイデンティティを確立できれば
親とはちがった魅力が生まれる気がしているのです。

そしてその魅力は、また僕らの感性を刺激してくれるのです。


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