復刻版・四字熟語辞典

悪事千里(あくじせんり)

akuji

他人のプライベートなんて知ったこっちゃない私だが
それでも風の便りに運ばれて小耳にはさむことがある。
それも悪い噂だ。
悪ければ悪いほど、耳にはさむ頻度は高い。

話しの途中で尾ひれ背びれがついているのだろうけど
それでも滅茶苦茶な噂話が、まことしやかに囁かれている。
囁かれているなんてレベルではないな。
公然と知れ渡っている。
知らないのは本人だけだというから、これまた始末が悪い。

まず誰かがどこかで噂を耳にする。
その最初の人物は

自分より不幸な人間がいることを知りホッとする。

対岸の火事となった噂話は
別の他人を介してさらに広がりをみせる。
時々自分の方が不幸かなと思ってしまった特別変種は
相手を貶めるために軽くウソを織り交ぜる。

そしてさらに拡大の一途をたどり
もはや原型をとどめていない噂話だけが一人歩きをしている。
みな、自分より不幸な人物がいることを知って安堵するのだ。

(2009年8月4日)

振り返りのコメント
なんて偉そうに書いていますが
自分の噂話もどこかで流れているのでしょうか。
噂になるだけマシなのか?!


Leave a Reply

Your email address will not be published.