へんなことわざ

アホはアホ、大も小もなにもない

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突然ですが、学校のテストで0点を取ったことがありますか?

僕はあります。
のび太やかつおの世界ではなく
現実に0という数字が答案用紙に書かれているのです。

実際にその返された答案用紙を目にすると、もうヘラヘラするしかありません。

あれは忘れもしない高校時代の数学の授業です。

問題を作った先生がアホなのか、解答できなかった僕がアホなのか
今となっては、笑い話以外のなにものでもないのですが
200点満点で、文系の平均点が30点にも満たないような
そんなテストが存在したんです。うちの母校では。

それも1回や2回ではなく、テストのたびに。
問題用紙には、3問か4問しか設問がなく
そのくせ解答時間は2時間も与えられました。

もともと数学が苦手、というより数字アレルギーだった僕は
当然、なす術もなく2時間を持て余していました。

とりあえず部分点狙いで、なんらかの文字や記号を書いてはみるものの
まったくかすりもしないで、赤でひょいとチェックされ
そして名前の横に、威風堂々と書き添えられた「0」の文字。

まー、ビックリですわ。
しかしドラマはまだまだ続きます。

なんと、同じく0点を取った仲間?が他にもいたのです。
先生が名簿を見ながら「サ行の生徒は点数がないなあ」とぼやくほどに
0点仲間は結構いたんですね。

そこからはもうテストのたびに
「点数あった?何点だった?」とお互いに確認し合い
1点でも多く取った方が、誇らしげに胸を張るという
なんとも情けなく低レベルの争いが繰り広げられるようになりました。

赤点を取った生徒は、放課後、補習が待っています。
同じ問題を渡されて、解けるまで家に帰れないのです。

0点取った問題ですよ。
いくら解説があったって、ちんぷんかんぷんなことには変わりありません。

当然、テスト同様解けるはずもなく
何度も何度も免罪符をもらうはめになりました。

そんな状態が高校2年の終わりまで続きました。
3年生に進級する時に
大学入試に合わせて、文系クラスは「国立文系」か「私立文系」を選択します。

当然0点仲間は、数学のない「私立文系」クラスに集中しました。
僕も迷わず「私立文系」を選びました。

「私立文系」
略して「私文」。

1学年7クラス中、たった1つのクラスです。
このクラスは、数学と理科がなくなった代わりに
国語と英語と社会だけの時間割りになりました。

その3教科も専門分野にいくつか枝分かれしていくのですが
どうがんばっても1週間の時間割りを埋めることは不可能です。

だから、国立クラスにはない、体育や音楽の授業があったり
文化祭で恒例の「私文の歌」なる自虐的な催しがあったり
とにかく変な意味で目立った存在でした。

じゃあ、国語や英語ができるのかといえば、全然そんなことはなくて
数学同様できないものはできないのです。

一応、他の友達の名誉のために断っておきますが
私文クラスは、決して落ちこぼれの集団ではありません。
進学先を、私立大学に絞った優秀な生徒もいました。

ただ、残念なことに、残念な生徒もいたというだけのことです。
そして僕も残念な生徒の1人だったということです。

勉強さえなければなあ。
それ以外の高校生活は楽しかったのになあ。
ああ、惜しい。

でもね、以前も書きましたけど、
どんなに知識があっても知恵がなかったらダメですから。
知恵のある人を、教養のある人と呼びます。

そしてこの教養のある人とない人の差を
大学時代に、思いっ切り味わうことになるのですが、それはまた、別の話。


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