故事成語

南柯の夢(なんかのゆめ)

yume

昭和を生きた人間にとって
21世紀はまさに夢の時代になるはずでした。

学校の先生たちには、何度も何度も
「21世紀はあなた達の時代ですよ」と叩きこまれました。

確かに、普通に就職していれば
年齢的には中間管理職になっていただろうし
何かと責任の多いポジションにいたかもしれません。

けれど、何かが違うのです。

終身雇用制度が崩れたおかげで、会社に依存できなくなったし
核家族化が進んで、家庭からご先祖様の知恵がなくなり
ロックに生きようと思っても、ただのアウトローにされてしまう。

村社会が消滅しても、世間というしがらみがついてまわる。
結局のところ、生きやすくなったのか、生きにくいままなのか
判断することが難しいのです。

突出した「個」の力があれば
また話は変わってくるのかもしれませんが
出る杭は問答無用に叩かれますからね。

それはつまり

昭和の負の遺産を消化しきれていないまま、平成に突入して
負の遺産を認めたくない人たちが国の中央にいて
国民主権を無視した政策がまかり通っているからだと思うのです。

もちろん、そういう人たちを選挙で選んだのは国民です。
だから当然責任は国民にもあります。

でも誰も責任を取ろうとしない。
それがこの国の抱えている一番の問題点のような気がします。

原発の事故だって
沖縄の基地移設の問題だって
新国立競技場の建設だって
すべては人の手が絡んで起きた人災です。

問題が明るみなると、すぐに誰かのせいにして
トカゲのしっぽ切りでかたをつけようとするでしょ。

一部の特権階級の人たちだけ、利益を得るような構図が
しっかりちゃっかり出来上がっているのです。

にも関わらず、誰もそのことに誰も目を向けようとしない。
あるいは向けようにも向けられないからくりが潜んでいる。

それでも絶望していはいけない。
希望を捨ててはいけない。

幸いにも、僕の周りには
間違っているものには、はっきりノーと言える人たちがいます。
おかしいものはおかしいと声をあげる人たちがいます。

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の未来の設定が
確か2015年だったと記憶しています。

あの映画までとはいかないにしても
科学の進歩が確実に進んでいることもまた事実です。

あとは人の心がどこまで追いつていけるか、ということです。

21世紀が、ひとときの夢に終わらないためにも
まずは自分が何をできるのか
そのことをよくよく考えたいと思います。

だって、どうせなら、笑って過ごしたいじゃないですか。


Leave a Reply

Your email address will not be published.