シナリオ

ミニシナリオ「boy meets girl」

#1005テーマ「目が覚めたら、驚いた!」

登場人物
・代田橋治(18)…受験間近の高校三年生。
・イズミヤぺーコ(?)…泉の妖精。
・イズミヤパーコ(?)…ペーコの双子の妹。

○ 深い森
  木々が覆いかぶさるように茂っている。
  隙間から太陽の明かりが差し込んでいる。
  パジャマ姿の代田橋治(18)が裸足で歩いている。
  
○ 同・泉の前
  地下水が湧き出て泉になっている。
  治がやってくる。
  泉の中から、イズミヤペーコ(?)とイズミヤパーコ(?)が勢いよく飛び出してくる。

ペーコ「とぅ!」
パーコ「とぅ!」

  二人、治の前に立つ。
  ペーコの手には金の斧、パーコの手には銀の斧が握られている。

ペーコ「お前が落としたのは、この金の斧か?」
パーコ「それとも、この銀の斧か?」
治「……落としてません」
ペーコ「なにぃ?」
治「どちらも落としていません」

  ペーコとパーコ、驚いて顔を見合わす。

パーコ「この正直者め」
ペーコ「よし、貴様にはこの金の斧と銀の斧、両方を授けよう」
治「いりません」
ペーコ「なにぃ?」
治「だって僕、落としていませんから。自分のものでない以上、勝手にもらうことはできません」

  ペーコとパーコ、驚いて顔を見合わす。

パーコ「この正直者め」
ペーコ「よし。では貴様の願いを一つだけ叶えてやろう」
治「願い、ですか?」
ぺーコ「そうだ。どんな願いでも叶えてやる。さあ、申せ」
治「……サドルになりたい」
ペーコ「なにぃ?」
治「B組のよし子ちゃんが、通学で使っている自転車のサドルになりたい」

  ペーコとパーコ、驚いて顔を見合わす。

ペーコ「貴様の願い、しかと受け止めた」
パーコ「今日からサドルとして生きるがよい」

  ペーコとパーコ、泉の中に消えていく。

○ よし子の家・ガレージ(朝)
  治、目を覚ます。

治の声「ん?」

  周りを見渡すと、自動車が一台駐車してある。

治の声「んん?」

  シャッターが開いて、朝日が照り付ける。
  よし子がカバンを持ってやってくる。

治の声「え? え?」

  よし子、自転車をガレージから出すと、サドルにまたがり、こぎ始める。

治の声「重っ! あ、ピ、ピンク!」

○ 商店街(朝)
  よし子の運転する自転車が颯爽と走り抜けていく。

治の声「(感動して)くううぅ~!」

  よし子、立ちこぎで、坂道を登り始める。

治の声「ふ、太ももももも!」

  よし子、坂道を登り切ったところで、サドルに腰を下ろす。
  同時に、おならをする。

治の声「あうっち」

○深い森・泉の前
  治、気がつくと泉の前に立っている。
  泉の中から、イズミヤペーコ(?)とイズミヤパーコ(?)が勢いよく飛び出してくる。

ペーコ「とぅ!」
パーコ「とぅ!」

  二人、治の前に立つ。
  ペーコの手には金の斧、パーコの手には銀の斧が握られている。

ペーコ「お前が落としたのは、この金の-」
治「(遮って)落としていません」

  ペーコとパーコ、驚いて顔を見合わす。

パーコ「この正直者め」
治「マットになりたい」
ペーコ「なにぃ?」
治「音楽のあけみ先生が、ヨガのレッスンで使っているマットになりたい」
ペーコ「貴様の願い、しかと受け止めた」
パーコ「今日からマットとして生きるがよい」

  ペーコとパーコ、泉の中に消えていく。

○ ヨガスタジオ(夜)
  スタジオの片隅にマットが積まれている。
  運動着に着替えた参加者がやってくる。
  その中に、あけみの姿もある。
  各自、ヨガマットを一つずつ運んでいく。

治の声「ランラララン」

  あけみが手を伸ばした瞬間、マッチョな中年男性が先にマットを取る。

治の声「え?」

  男性、マットを広げストレッチを始める。

治の声「いやいやいや……汗臭っ!っていうか、すでに汗が垂れてるんですけど……おい、股を開くな、股を!」

○ 治の寝室(深夜)
  ベッドで寝ていた治、うなされながら飛び起きる。

治「……ストレス……かな」  

(続かない)


2 Comments

    1. Thank you very much for writing a comment. But I’m not good at English. I can’t understand the right meaning. I’m sorry.

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