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hand in

$こうたろ.com
:I must hand in my homework by tomorrow morning.
:Time is up! Please hand in your paper.

昔、某ラジオ番組のとあるコーナーで
「出すことのできなかったラブレターを成仏させよう」
みたいなコーナーがありました。

まだ携帯電話なんて普及していなかった頃の時代です。
なんて素敵な企画なんだろうと思ったのと同時に
なんて切ない企画なんだろうとも思いました。

素敵だなと思ったのは
ラブレターに書かれた文面が愛に満ち溢れていたからです。
こっ恥ずかしいと言えばそれまでなんですが
他人の書いたラブレターを読む機会なんて、まずあり得ないじゃないですか。

自分にとって
どれだけあなたが必要な存在かということを、切々と綴っているわけです。

くさいセリフも、こちらが赤面したくなるような文章もたくさんあって
でも、どれもこれも本気だし真剣だし
聞いているこちらが胸を打たれてしまうのです。

この企画が成功した理由の一つは
ラジオという媒体だったからだと思っています。

テレビだと、読み手と聞き手の顔が映って、涙を流している芸能人の姿があってと
ビジュアル的に余計な演出がついてしまう。

でも目を閉じて、ラジオから聞こえてくる音だけに耳を澄ませば
純粋に他人の恋物語に没頭することができます。

他人の恋物語ほど、くだらなくてどうでもいい物語はないのですが
なぜだか共感してしまう自分がいて、勝手に感情移入していました。

あとは、この企画自体が、「感動させます」的な要素を含んでおらず
「笑い飛ばそうぜ」という遊び心に徹底していたことも
成功した理由ではないでしょうか。

一方で、切ないなと思ったのは
こんなに語られない言葉を作ってどうするんだろうと思ったからです。

出すことのできなかったラブレターですから
当然、そこに書かれた言葉は行き場を失って宙ぶらりんになります。
内容がどんなに素晴らしくても、行き場を失った言葉がたくさんある。

決して語られることのなかった言葉たちの末路や如何に。
その事実が、きゅうきゅうと胸を締め付けたのです。

さて、今は携帯電話やブログやSNSの普及によって
誰でもどこでも簡単に自分の想いを表現することが可能になりました。
もちろん書かれていることすべてが事実ではないとしても
昔なら鍵をかけて閉まっていた扉を
積極的にオープンするような時代になりました。

オープンにして、それを読む読者がいて、情報を共有し合う。
オフショットやプライベートのあり方も
一昔前とは考え方が変わったのかもしれません。

それでも僕は、ラブレターの持つ力を今でも信じています。
必死に徹夜で仕上げた自分の想いは
傍から見れば滑稽でブサイクでみっともないかもしれません。

でも、多分、恋って呼ばれるものは、滑稽でブサイクなものだと思うのです。
その姿は、今も昔も変わっていないと思うのです。
一途に、ひたすら一途に想い続ける力こそ
どんなものにも負けないエネルギーの源になる。

歳を重ねて、恋を重ねて行けば
人の心は移ろいやすく、はかなくもろく、いとも簡単に折れてしまう
という現実を突きつけられます。

だとしても、今、この瞬間に感じる想いは真実であって
その想いが愛し君へ届いたのならば、これほど幸福なことはありません。

蛇足ながら
恋は若者だけの特権じゃありませんからねっ。

とつけ加えておきます。


2 Comments

  1. SECRET: 0
    PASS:
    こんな素敵な番組があったら迷わず見たでしょう。
    音楽の事。
    手紙の事。
    こたろさんに共感してしまいます。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    >ふーさん
    こんばんは。
    ちょうど僕が、ふーさんくらいの年齢の時に放送していたラジオなんだよ。
    受験勉強、そっちのけで聴いていました(^▽^;)

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