落語

怪談乳房榎(かいだんちぶさえのき)

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狂おしいほどの想いが、人の道を惑わせる。
欲望の渦が、抗えない寒波となってやってくる。

聖人ではないし、君子でもない、ただの俗物には
次から次へと襲いかかる煩悩の嵐に、ただただ慄くだけ。

人の欲には果てがない。
果てがないから、他人を疑い、他人を悪いと思い始める。

一度生まれた猜疑心は、世界の扉を閉ざす。
人を間違えさせる原因になる。

人が人を救うなんて驕りにもほどがある。
だから人は学び、知識を身につけ知恵を手に入れる。

知恵は理性となり、理性はリミットをかけた鍵となる。

人間は生まれながらにして平等ではない、ということを僕たちは知っている。
むしろ知り過ぎているのかもしれない。

それでも、人を愛する権利は誰にでもある。
いや、権利ではなく自由がある。

自由の風が吹いた時、初めて僕たちは足枷から解放されるのだ。

千古の昔より。

悠久の時へ向けて。


2 Comments

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    >らむさん
    こんにちは。
    こちらこそ、素敵なイラストを使わせて頂きありがとうございました。
    また、機会があればよろしくお願いします。

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