へんなことわざ

ぶっ叩けば、無実のやつだって白状するものだ

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誰にだって、他の人には言えない秘密の一つや二つあるでしょう。
僕にだってあります。

きっとあなたにだってあると思います。
その秘密がポジティブなものならば、ずっと抱えてしまっておきましょう。

宝くじで3億円当たったとか、軽はずみに口にしない方がいい。

ですが、秘密というくらいですから
恐らくはネガティブなものを抱えているのではありませんか?

誰にも打ち明けることができなくて
ましてや好きな人だからこそ隠しておきたくて
そんなモヤモヤしたものを、ずっと抱えていることはしんどくないですか。

古井戸でもあれば、声を大にして叫ぶことができるかもしれません。
王様の耳はロバの耳ってやつですね。

けれど大抵の人は、しんどいまま何とかやり過ごそうとしてしまう。
本当はどこかで誰かに聞いて欲しいのに
必死に堪えて我慢してなかったことにしてしまう。

そういった、声にならない声や
決して聞こえるはずのない叫びは、いったいどこへ行くのでしょう。

もしかしたらそれは
届くあてのない手紙に似ているかもしれません。

思いのたけを述べるという意味では
宛名のないラブレターかも知れません。

救われない思いを救う方法。
報われない気持ちを成仏させる方法。
そんな方法をずっと考えています。

癒しという言葉でひとくくりにして片付けてしまうことは簡単です。
ヒーリングという甘いささやきに身を委ねることは
一時しのぎにはなるかもしれませんが、根本的な解決にはならない。

そもそも他人が他人を救うなんて幻想でしかないし
もし可能だというのであれば、それは驕りだと思っています。

それでも僕らは生きていかなければなりません。
押しつぶされそうな思いを抱えて、なお明日を夢見なければならないのです。

たとえば歌なんてどうでしょう。
原因そのものには無力でも
自分の気持ちを代弁してくれる歌詞に出会ったことはありませんか。

それが小説だったり映画だったり演劇だったりするかも知れません。

これでも、物書きのはしくれになろうとしている身です。
いつの日か僕は僕の物語で、誰かにとっての古井戸を掘り当てられたら
それはきっと素敵なことじゃないかと思うのです。


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