雑記

途中経過

習慣というものは恐ろしいもので
毎日続けていたものが、突然途切れると
ある種の禁断症状みたいなものが現れてきます。

ということで、こんばんは。

関東では春一番が吹きました。
Jリーグも開幕しました。
地元の高校の卒業式があって、中学校は今週末の予定です。
世間では、少しずつ、季節の変わり目を迎えているんですなあ。

そういえば、バリバリに芝居を創っていたころって
稽古場と家の往復しかしていなかったので
季節感を味わうということが、ほとんどなかったように思います。

勝手に時間が流れて、勝手に初日がやってきて、あっという間に千秋楽。
終われば、廃人のようにすたれた日々を送り
残務処理と次のプロジェクトの準備でまた日が暮れて。

そんなことを思い出しつつ、遠い目をしてみる。まる。

前置きが長くなりましたが、れいのあれの途中経過です。
芝居の本番と違って、公演告知でも宣伝でもないので
果たして、途中経過を書いたところでなんなんだって話ですが
忘備録として残しておこうと思います。

とりあえず、プロット(≒あらすじ)は7割方できました。
ええ、それはもう限りなく9割に近い7割でして
でも8割には届かないのですが、むしろほぼ完成したと言ってもいいでしょう。

順番的に、次は「箱」と呼ばれるものを作るのがマニュアルなんですが
そこはすっ飛ばして、実際にシナリオを書きだします。

つまり、柱とト書きと台詞ですね。

プロットに赤が入った部分を直しつつ、とにかく1度最後まで書いてみる。
それから全体を俯瞰して、細部を修正し、完成品を仕上げると。

文章で書くとたったの2行ですが、この作業が阿鼻叫喚地獄絵巻のスタートです。
本当に、もう、どSかどMじゃないと、ライターなんて務まらないんじゃないかと。
毎回毎回同じことを思うわけです。

さてさて、今夜のゼミで、先生から「結局、この作品のテーマは何?」という
冒頭からしごくまっとうな質問を受けました。

これがとんがっていた20代の頃なら
「一言でテーマが説明できるなら、2時間もかけて芝居なんか作らねえよ」
といきがっていたところですが
さすがに、素人のそんな戯言に耳を貸してくれる人などおらず
これもまたいつものパターンなんですが
はた、と腕組みして言葉につまるのでした。

普通は、書きたいことがあって、それをどういう切り口で見せるのか
を、考えるのですが
僕は、状況や設定にこだわって
結局何?というところで押し問答が始まるのです。

きっと書きたいことはある。
だけど、それを言葉にして説明できないんですね。

で、当然、それじゃあいかんのです。
たとえば、今回は人間の悪意について考えているんですけど(言っちゃった)
それはテーマにはなり得ません。

まずシナリオの場合
企画意図を、具体的な言葉で、3行くらいにまとめられないとダメなんです。
そのうえで、内容について1行で説明する。

「警官が別居中の妻に会いに来るが
妻の勤める会社のビルがテロリストに乗っ取られる」
「ダイ・ハード」の1作目の内容を1行で説明するとこういうことになります。

「不運な警官が悪の組織をやっつける」なんて書いたらボツ。
求められるのは、こういうことなんです。

そういう意味で、まだまだプロットの詰めが甘いなと。
もちろん、書き出せば、必ずしもすべてがプロット通りに行くかと言えば
それはまた別の話なのですが、それでもやはり骨格はしっかりとしておきたい。

それから、タイトルですね。
以前の記事で「月と手のひら」というタイトルを発表しましたが
これもプロットの変更に伴い、却下することにしました。

色々な候補が、上がっては消え上がっては消え、正直、まだ仮の段階です。
これもシナリオが前進しない理由の一つです。
ようするに、まだピンボケなんですよ。全体像が。

…悠長に説明している場合じゃないんですけど
今夜のゼミで感じたことをまとめると、こんなことになります。

さあ、ざっくり上がった諸問題を同時に解決しながら
ラストシーンまで仕上げることはできるのか?
ページの最後に「了」の文字は入れられるのか?

どうなる!
どうなるのー!


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