落語

長屋の花見(ながやのはなみ)

$こうたろう.com

「お金をかければ面白い作品が作れるというのは、大きな誤解ですが
面白い作品を作るためには、お金がかかるというのは紛れもない事実です」

この文言は、芝居してた頃、スポンサーをみつけるために
実際に当日パンフレットなどに記載していたものです。

僕が本当に恵まれていたなと思うことは
役者さんにもスタッフさんにも最低の条件しか提示できなかったにも関わらず
みんな文句の一つも言わずに、最高の仕事をしてくれたことです。

お金はなくてもアイディアはある。と言わんばかりに
僕の無茶ぶり演出に対して、それ以上のプラスアルファを返してくれました。
なんだか、本当のプロフェッショナル魂を見せつけられた気がしてます。

そんな素敵軍団の皆さんが
「早く売れっ子になって、私を使って」と言ってくれた一言が今でも忘れられず
なかなかご期待に添えなくて申し訳なく
でもいつか必ず恩返しがしたいなあと思いつつ、時間だけが流れていきます。

芝居を作るだけなら誰にでもできます。
クオリティの善し悪しはあるにしても、まあ、どうにかなります。

問題なのは、質を上げながら継続していくことと、興行として成立させること。
この2点につきるのです。

こちとら思い出作りのためにやっているわけではないので
そのあたりのことは、現実的な視野でシビアに考えなくてはいけません。

そしてさらにやっかいなことは、結果や成果がすぐに反映されないことです。
3か年計画や5か年計画などのプランを準備して
その間というのは、じっと耐え忍び、芽が咲き花が開くのを待つしかないのです。

こうして振り返ってみると、難儀な世界だなあとしみじみします。

でもね、たとえばスポーツ選手の弛まぬ努力だとか
新しい会社を立ち上げて出発するだかとか
世間には厳しいできごとって沢山ありますから
芝居だけが特別だなんて思ったことは、1度もありません。

みんな、その場の環境や置かれた立場で、最善を尽くしている。
ただそれだけのことです。

もちろん、苦労する反面、楽しいことだってきっとあるはずで
何を持って楽しいと思うのかは、人それぞれですが
一種の麻薬作用みたいなものがあるからこそ
また次も頑張るぞとなるのでしょう。

努力って、主観的判断によるところが大きいので
自分からオッケーサインは出しにくいというのが本音じゃないですか。
自分に厳しい人なら、なおのこと。

でもね、そんなあなたの頑張りをきっと見てくれている人がいるんです。
だから、頑張った人がきちんと報われる世の中であって欲しいなあと思います。

さて、私も、次回作に向けて、ボチボチ動き出しますかね。


2 Comments

  1. SECRET: 0
    PASS:
    初めまして。
    ブログ、読ませていただきました。私は普通に工場で働いています。でも、良い環境にするために、また品質を上げるために、日々仲間と共に頑張っています。計画を立て実行し、それを継続しやっと結果になり、結果が悪ければまた計画から立て直し。続ける事は大変ですが、仲間のおかげで頑張れます。共に頑張りましょう!

  2. SECRET: 0
    PASS:
    >ゆきこさん
    コメントありがとうございます!
    仲間に恵まれるって、本当にありがたいことですよね。
    一生の財産だと思います。
    頑張りましょう(^-^)/

Leave a Reply

Your email address will not be published.