Plinky

Red pill / blue pill

Q:もし、あなたが1日に必要としている栄養のすべてを、錠剤で摂取することができるとしたら‐口にすることになんら問題もなく、食事の用意をしなくてもいい‐飲んでみたいと思いますか?

A:はい。どうしても食生活がバラバラなので、補えるものなのであれば、ぜひ摂取したいと思います。

実際、ど貧乏だった20代、さすがにこの食事だけじゃ身体がやばいんじゃないかと焦ったことがあって、必要最低限のサプリメントを服用していたことがあります。効果があったのかどうかは疑問ですけど。

日本人は、もっと「食育」に力を入れた方がいいと思っています。学校の給食と家庭科の授業だけで補えるものではありません。食育の基本は家庭です。受け継がれてきたその家だけの味付けというものがあるのです。

けれど、核家族化が進み、コンビニやお手頃弁当が格安で手に入ってくるようになると、忙しさを理由に、できあいのモノで済ませているのが現状です。本当に忙しいことに疑う余地はないとしても。

成人した大人なら、まだそれでもいいとしましょう。だけど幼児期から、第二次成長期が終わるまでは、やはり栄養のバランスを考えた食事が必須です。サプリメントで補っているようでは、ちょっとヤバい。

ところが、食育を受けずに育ってきた若者が、現実問題として父親や母親になった時、いざ子どもたちに何を教えたらいいのか、誰も分からずに途方に暮れてしまうのです。そしてまた、食育を知らない子どもが育ち…と、負のループが続いていきます。

行政が音頭をとってもいいし、民間のセミナーでもいいから、初めてパパママになる人たちへ向けて、オムツの交換の仕方だけではなく、食にまつわるあれこれをレクチャーしてあげたらいいのに。

それから食事には、栄養を取るということ以外にも大きな役割りがあります。それは他者とのコミュニケーションを取る場だということです。キレイなお皿に食事が美しく盛りつけらていたら、それを見ただけで食欲が湧くし、コミュニケーションを取るには絶好のチャンス到来となります。

親と子で、今日1日どんなことを過ごしてきたのか、情報を交換し合って、共有し合う。なんてことは一昔前までは当たり前の景色だったのです。ところが、テレビを見ながら、携帯をいじりながら、ゲームをしながら、と、ながら食事が増えてきているおかげで、まともな会話が一つもない、なんて家庭もあるのではないでしょうか。

ケーキバイキングに群がるおばちゃんたちのバイタルティのなんたるかとか、好きな人とこじゃれたお店に入って、あとから場違いだったと気がついたり、食事に関わるエピソードはたくさんあります。

冒頭の質問で、どんなにパーフェクトな栄養を摂取できたとしても、それは食事とは呼びません。食事は、目で見て、香りを楽しみ、味に舌鼓を打つ。そして家族や友人たちとコミュニケーションを取る最高の場であること。一人暮らしをしていると、なかなかそういった機会を見つけることが難しいかもしれませんし、人と関わることが煩わしいと思う人も中にはいるでしょう。そうなのだとするならば、せめて社食のランチの時だけでも構わないので、ちょっと合席してみるのも悪くないと思うのです。


3 Comments

  1. SECRET: 0
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    >多くの仲間と【一生安泰】のビジネスをする男@中島さん
    こんばんは。コメントありがとうございます。中身のないブログですが、今後もおつき合い頂ければ幸いです。よろしくお願いします。

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