落語

蚊いくさ(かいくさ)

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もしあなたが、人生をより楽しいものにしたいと考えるなら
どんな些細なことでもいいから、少し大げさに誇張してみてはどうでしょうか。

僕はこれを「ドラマチック理論」と呼んでいます(今、名付けました)

日常を劇的に変えることは難しくても
小さな変化を、あえて大きく膨らませてみる。

そうすることで、自分の中のテンションだったりモチベーションだったり
そういったメンタルの部分が、勝手に盛り上がってくれます。

作家なんて、まさにその典型です。
小さな真実を虚構の場所に引っ張り出してきて
大きなウソで、勘違いさせることを生業にしているわけですから。

真実を真実のまま100パーセント表現しようとすると
多くの場合、失敗に終わります。

だから虚々実々の世界へといざない、そしてデコレーションするわけです。
いわば、ウソをつくことを許されている職業なんですね。
当然、作品の中では。という意味ですが。

これは役者も同じですね。
「ワタシ」という肉体を通して、他人の人生を生きる。
すべてあくまでもフィクションの世界のできごとです。

小説にしろ芝居にしろ、読者や視聴者がリアルを感じるのは
作り手に、真実のありようをきちんと表現できる技術があるからです。

拙い作品はここが弱い。
深みがないから表層的でしかなく、薄っぺらいものになってしまうのです。

ドラマチック理論はできるだけポジティブに利用した方がいいと思います。

たとえば、目玉焼きを作ろうとして、玉子が上手に割れなかった時
すぐにスクランブルエッグに切り替えられるかどうか、ということです。
潰れた黄身を見て、悲嘆に暮れていたのでは、ドラマは起こりません。

なんだったら「スクランブルエッグと君と僕」というタイトルで
1本作品を書いてみてもいいです。
…ウソです。
ちょっと言い過ぎました。

ってね、遊び心満載で勝手に盛り上がるのが
ドラマチック理論の楽しいところなんです。

ただし。
ただし、他人を勝手に巻き込むと、あとで面倒なことになりますから
そこは要注意です。

でもこの感覚って、実は子どもの頃にはみんな持っていた感覚なんですよね。
ロボットの人形は空を飛ぶし、ウサギのぬいぐるみは優しく語りかけてくれました。

それがいつの間にか、本当にいつの間にか、消えてなくなってしまう。
サンタクロースは存在しないと気がついたのと同じように。

あ、でも二次元の世界でリアルを感じている人もいるから、一概には言えないか。

そんなこんなで、ドラマチック理論は、色々な場所で応用できますから
ぜひ一度お試しあれ。


4 Comments

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    夏の夜の蚊との攻防も
    戦とかくとドラマに変わるって発想が
    物書きさんには必要なんですね~(。・ω・)ノ゙

  2. SECRET: 0
    PASS:
    なるほど!
    「ドラマチック理論」ですね。ありがとうございます。
    今の私にとって、必要なことかも。
    些細な幸せを「1000%」大きく感じたら・・・大きな「痛さ」を「なんとも、あれへんわ!」て思えたら!
    これ、楽しい人生を完成できそうです^^
    あくまでも、他人を巻き込まないこと。
    こうたろうさんの、ブログは一日何回も読み繰り返します。
    また、お邪魔します。  藤

  3. SECRET: 0
    PASS:
    >べるじゅさん
    おはようございます。
    小さなウソを大きなウソに仕上げるのが
    モノを作る人たちの仕事かなって思います。
    その中に、たった一つでいいから、真実が含まれていれば
    それはドラマとして成立するんじゃないでしょうか。
    と、偉そうに書いてみました(^^ゞ

  4. SECRET: 0
    PASS:
    >お藤 さん
    おはようございます。
    ドラマチック理論って、読み返すと恥ずかしいですね。
    ブログの半分は即興で書いているで
    たまにこういう発想?というか失言?というか
    自分でも制御できない言葉が出てきます。
    なにはともあれ、人生は楽しんだもの勝ちですよね。どうせなら。

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