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stand in line

$こうたろう.com
:I had to stand in line all night to get the ticket.
:Please stand in line.

最近は、ちーっとも観に行けていないのですが
芝居を観に行く時って、だいたい本番の週にならないと予定が立たず
結局、当時券求めて長蛇の列に何時間も並ぶ、なんてことがざらでした。

並んで、それでチケットが手に入ればいいのですが
空振りに終わることもありまして、その時の脱力感といったら…

その昔、どうしても観たい芝居がありまして
夜の公演の分のチケットを取るために
昼間の公演が始まる前から並んでいたことがあります。

ただし当日券はなく、あくまでもキャンセル待ち状態でした。
で、約半日並んだ結果、その公演に限ってキャンセル待ちがでず
空振りに終わり、途方に暮れてしまいました。

その姿があまりにも不憫だったのでしょう。
受付のお姉さんが、「見づらい席ですけど、なんとかご用意しますので」と
特別席を作ってくれたじゃありませんか。
スピーカーの前で、舞台の1/3は見えませんでしたが、それでも僕は満足でした。

ちなみその舞台は
僕がこれまで観た芝居の中でもトップ3にランキングされています。

人は何かを手に入れるために、列を作り、そこに並びます。
列の先には、喉から手が出るほど欲しいものがあるからです。
デパートのバーゲン、パチンコ屋のオープン、TDLのアトラクションなどなど。

それとは真逆に、並びたくない列というのもあります。
病院の待合室だったり、お通夜や告別式でお焼香をあげるための順番待ちとか。

折しも、今日は終戦記念日です。
この話題を避けて通ることは忍びないので
本日のテーマと絡めて、少しだけ触れておこうと思います。

戦時下で列をなすのは二つあって
一つ目は、食料や衣類の配給品をもらうため。
二つ目は、軍の規律を守るため。

どちらも生き抜くことが前提にあるのですが、たどり着く場所が大きく違いました。
戦時中は正気を保つことの方が難しく
ましてや戦地に赴いている軍の人間なんて、どこかが壊れていたのでしょう。

普通の神経の持ち主が、人を殺すなんてことできないですよ。

人間魚雷とか特攻隊なんて、狂気の沙汰以外なにものでもないわけで
そんな作戦を思いついた軍の幹部も異常だし
受け入れざるを得なかった兵隊さんも
何かに憑りつかれていたとしか考えられません。

「靖国で会おう」といったかどうかは定かではありませんが
片道分の燃料しか積まずに戦闘機に乗る精神性って…
何が、彼らをそこまで駆り立てのか。

どれだけ資料を読もうが、生存者のコメントを聞こうが、到底理解できません。
サイパンのバンザイクリフとか、沖縄のひめゆりだって同じことです。

芝居でも映画でも音楽でも、これらの作品を題材にしたものは数多くあります。
僕らは、そういうフィクションの世界から
断片的にだけ、事実を垣間見ることが精一杯です。

今だからこそ、客観的に判断してみて
あの戦争(戦争と名のつくものはすべて)は間違っていたと言えますが
当時を生きていた人に、そのことを伝えても
理屈では分かっても、心には届かないんじゃないかと思うのです。

靖国の参拝にしたって同じです。
あそこにはA級戦犯以外の霊魂も祀られているわけですから
頭ごなしに賛成か反対かを決めつけることは
ちょっと無理があるような気がするのです。

原爆を落とした国と落とされた国の関係性も、おかしなことだらけだし。

…とまあ、例を挙げるときりがないのですが
ただ一つ確実に言えることは、
人が人を殺すという行為は、どんな状況下であろうと許されないということです。

戦勝国だからとか、敗戦国だからとか、関係なしに
同じことを繰り返してはいけない。

それだけは揺るぎようのない事実です。

どうか戦争で散った人たちの魂が、あの世で天国への順番待ちをしているように
ただただ祈るのみです。


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